ベースロードパワージャパン 第20回世界冬の都市市長会議に参加

世界冬の都市市長会議は、「冬は資源であり、財産である」というスローガンのもと、世界中の冬の都市が集まり冬のまちづくりについて議論する国際会議です。今回の3日間の会議には、日本、フィンランド、韓国、中国などから都市政府や代表者が参加し、観光、都市開発、持続可能性に関する意見を交わしました。
市長会議では、スウェーデンの地熱開発企業として、当社の横山が、北海道大学北極域研究センターのサウナワーラ准教授がファシリテーターを務めるエネルギーに関するセッションに登壇しました。また、北海道大学工学部の森太郎教授からも同セッションで知見を共有いただきました。
横山からは主に下記についてお話ししました:
– ベースロードグループの概要
– 日本の地熱市場の潜在力・可能性について
– 地元の地熱エネルギーを活用した地方創生の推進や、地域社会のエネルギーの安定性・柔軟性を強化することによる、日本の脱炭素社会への移行にむけたベースロードパワージャパンの取り組み
北海道新聞では、地熱発電所の建設は温泉事業者など地元住民の反発が強いとし、「発電所建設の安全性を科学的に示すだけでなく、地元のコミュニティーに参加して認知してもらい、雇用が増えるなどの利点を丁寧に伝えていく必要がある」という横山のコメントが紹介されました。
国内で豊富な地熱資源量を誇る北海道は、先進的な再生可能エネルギーの取り組みを行っています。今回の世界冬の都市市長会議の中で札幌市は「札幌宣言」 を発表するとともに、一連の先進的な政策を打ち出しました。札幌市は、再生可能エネルギー、データセンター、次世代半導体の革新を推進することで、「グリーンエネルギーの中心地」および「グリーン投資の中心地」としての地位を確立することを目指しています。これらの取り組みによって、先見性のある投資家や企業を呼び込み、地域の効果的なコラボレーションの促進や持続可能な発展を促そうとしています。
最後に、今回の会議へのご招待、そしてエネルギーセッションへの登壇という貴重な機会をくださった北海道大学のサウナワーラ准教授、そして札幌市に心より感謝申し上げます。北海道の地熱資源のポテンシャルを引き出し、次世代への持続可能なソリューション創出にむけて、今後も協力していきたいと思います。
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